「船に24時間も缶詰なの?いやいや、それ無理っしょ!?」
と思ったあなたに「おがさわら丸」のあれやこれをご紹介♪
“おが丸”があなたの楽しい旅のお手伝いいたします!!
◼︎ おがさわら丸とは?
「おがさわら丸」は東京の竹芝と小笠原を結ぶ唯一の交通機関で週に一便の定期運行をしている船です。
(大型連休・夏休み・年末年始・春休みなどの繁忙期期間中は週に二〜三便に増えます)
大半の人は親しみを込めて「おが丸」と呼んでいます。
現在運航しているおがさわら丸は三代目となり、2016年7月に就航されたばかりなので比較的新しく船内もまだまだきれい♪
最大乗船客数は約900名だが、実際は満席になってもそこまで乗船させることはなく最大乗客はおおよそ800名強。
三代目になり東京・竹芝桟橋→父島・二見港間を24時間で結ぶようになる。
(二代目おが丸は東京→父島間を25時間30分かかっていたので1時間30分の短縮!)
東京・竹芝桟橋を午前11時に出港し、
その24時間後の午前11時に父島・二見桟橋に到着。
二見港からの出港時間は、15時ちょうど※。
※ 2019年4月より、父島・二見港の出港時間が15時30分だったものが15時ちょうどの出港に変更になりました。
ただし、繁忙期における着発便の父島・二見港 出港時間は15時30分になっています、ご注意下さい。
おが丸の客室区分は以下のように分けられています。
2等和室・・・人一人分のスペースに区切られた大型客室に雑魚寝をする、おが丸で最も安い客室区分。
2等寝台・・・カプセルホテルを連想させる作り、雑魚寝ではなくプライベートスペースが保てるのが特徴。専用コンセント有り。
特2等寝台・・・「2等寝台」の設備に更に個別のTVモニターが付いた客室。
1等客室、特1等客室、特等客室・・・どんどん豪華になる客室区分。特1等でビジネスホテル並の設備。
この中で、一般観光客がよく使うのが「2等和室」か「2等寝台」、
良くても「特2等寝台」ですね、それ以外はもはや雲の上の世界。笑
また、「2等和室」「2等寝台」「特2等寝台」には
それぞれ予約申込時に指定可能な『レディースルーム』(女性客限定の区画)が設けられています。
◼︎ おがさわら丸の設備
2016年7月から新造船になったため船内の設備はまだまだきれい!と先に紹介してありますが、
丸々24時間を過ごすことになる船内にはどんな設備があるのか気になるところ。
そこで、ここからは船内の主な設備を紹介します。
※ おがさわら丸に関する(比較的)“最新情報”をまとめた記事があるので、
こちらの記事を参考にしてみてください。
(ここには記載されていない追加情報が書かれている…かも知れないZO!!)
- 船内レストラン「父島 〜Chichi-jima〜」
24時間開店しているわけではなく、昼食時、夕食時、朝食時とそれぞれ食事の時間に合わせて開店するレストラン。
(その都度船内放送で営業時間の案内が流れます)
島の食材を使った料理などあるのでおが丸滞在時間内で一度は使ってみたいところ♪朝食・昼食・夕食のタイミングで営業をしているが、時間帯によって販売メニューが変わるので注意が必要!
(重め食事は夕食時にしか提供されなかったりする)レストラン内も綺麗で広くて、のんびり過ごす・ぼ〜っと過ごすにはなかなかいい場所。
なお、お値段はそんなにお高くないのがありがたいところ…でもお安くはない。笑
- 展望ラウンジ「母島 ~Haha-jima~」
船内レストランに次ぐ食事処、コーヒーやスナックなどお手軽に食べられる軽食メインの喫茶店的な場所。
軽食が食べられかつのんびりと過ごせる場所♪
コーヒーでもお酒でもお好きなものを一杯やりながらぼんやり外の景色を眺めて過ごすことができる最高の場所です。こちらも24時間営業ではありませんが、
長い時間ここで読書をしたりパソコンで何かとしたり、談話しながら過ごしている乗船客が多いですね。
お薦めは船内で作っている焼きたての「アップルパイ」!
美味しいと評判の売り切れ必至の一品です♪
- 船内売店「ショップ ドルフィン」
オリジナルグッズからスナック・軽食・お酒まで扱うコンビニ的船内売店♪
こちらも24時間ね偉業ではありませんが、カップ麺、総菜パン、アイスなどの食料から
淹れ立てコーヒーやお酒、おみやげものに至る趣向品まで取りそろえたお店。
また、ここでしか買えない限定オリジナルグッズまで取り扱っているのも忘れてはいけない!SuicaやPASMOなどの電子マネーも使える粋な奴!
個人的に嬉しいのはこのショップがあることで、淹れ立てのホットコーヒーが飲めるようになったこと♪なお、最近影が薄くなってきた「おがじろうグッズ」もここでしか買えないのでYOUもおがじろうグッズを買っちゃいなYO!
(ただし、影が薄くなり過ぎたか契約期間満了のためか、おがじろうグッズが極端に少なくなってきている模様。泣)
- 自販機コーナー
船内各フロアに飲み物の自動販売機がありますが、数カ所ほど軽食などを扱う自販機も設置されています。
お酒のつまみがなくなった時、ちょっぴり小腹が減った時など24時間気軽に利用できる販売機です。
- シャワールーム・洗面所おが丸船内にあるシャワールームと洗面所の様子。
残念なことにおが丸船内には「お風呂(湯船)」はありません。
湯船につかることはできませんが、“無料で”24時間いつでも使えるシャワールームがあります。シャワールームにはシャンプーとボディソープが常備されているので助かりますね!
(なお、以前はシャンプー・リンス・ボディソープの3本が下の写真の用に置かれていましたが現在はシャンプーとボディソープのみになっているようです。)
シャワーは節水のため、コックを押すと一定時間給水され自動で給水が止まってしまう仕様になっています。
洗面所にはヘアードライヤーや紙コップなど備品として備え付けられているので船内で身支度を整えるにはとても便利です♪
また、電源コンセントもあるので携帯用のドライヤーなども使うことができますね。 -
- 喫煙所おが丸船内は基本的に全面禁煙となっています。
喫煙可能なのは、下の写真の喫煙所のみだったと記憶しています。
二代目のおが丸は、船外での喫煙はデッキ後方でのみ可能でしたが、
現行のおが丸ではデッキでの喫煙も不可になっています。
- 冷蔵コインロッカーおがさわら丸の入り口がある4デッキには冷蔵保管できるコイン式のロッカーの設備があります。
おが丸船内で唯一ここだけに設置されている冷蔵式コインロッカー。
島に着くまでに冷蔵保管しておきたいものからおが丸内にて冷えたお酒が呑みたいわ♡という方にはお薦めです。
一回の利用で500円硬貨一枚が必要です。
(500円硬貨が無い場合は案内所の船員さんに頼めば交換してくれます)使用開始から島(もしくは竹芝)に着くまで有効となっています、下船の際はお引き取り忘れないようお願いします♪
なお、冷蔵コインロッカーは全部で16個しかないのでご利用は早い者勝ちになりますよ。
- 貴重品ロッカーおが丸滞在中、貴重品などを収納しておけるロッカーがあります。
4デッキ案内所の手前、各階へ登る階段の裏側にあるので見落としがちな貴重品ロッカー。
船の中だからとは言え、防犯の必要性はあります。
船内での貴重品管理は個人管理となりますが、心配な方はこちらに預けておけば安心でしょう。
個人で暗証番号を設定する保管方法なのでご自身で設定した暗証番号は忘れずに!!笑
- 電子レンジ・給湯器、その他設備船内の何カ所かにある給湯設備と電子レンジ。
給湯設備は持ち込んだインスタントコーヒーやインスタントラーメンなどに、電子レンジもインスタント食品に使えますね!
おが丸に乗り込む前に、コンビニなどで安く買っておいた食料など食べる際にとても助かる設備です。
(未確認で恐縮ですが、電子レンジはこことサロン南島、そしてショップドルフィンの三箇所のみの設置だったかと記憶しています。
情報が入り次第こちらも修正しておきます。)
カラオケルームやビデオゲームルームなどの娯楽設備はありません。
おがさわら丸の船内はWi-Fi設備がないので、
航行中は船外の電波を拾っての通信しかできません。
これは現行おがさわら丸での最大の不満点と言っていいかもしれませんね。笑
とは言え、ネットの繋がらない時間を過ごすのもおがさわら丸での船旅ならではの過ごし方だと思うので、
旅のひと時 ネットから解放された時間をどうぞお楽しみ下さい♪
◼︎ おがさわら丸の乗船券購入方法とその料金
おがさわら丸の乗船券を購入する方法が幾つかあるのでご紹介♪
一般的には小笠原海運のHPでのネット予約が最も簡単に購入できる方法です。
他には、小笠原海運に直接電話をして対話形式で乗船券を予約する方法もあります。
この場合、予約電話後に振り込み先と乗船券料金が記載された書面が郵送されるので、料金を振り込むと搭乗引換書が郵送で届きます。
他には、直接竹芝・竹芝客船ターミナル内にある小笠原海運の窓口にて直接購入する方法があります。
また、小笠原海運関連旅行会社が主催している「おがまるパック」は、
おが丸往復分と指定の宿泊施設の宿泊料、その他割引クーポン券がセットになっていてお得感あり。
「おがまるパック」は小笠原海運の自社パッケージツアーと言うことで、
乗船券の確保しにくい繁忙期においても比較的チケットが確保できやすいという特典もあります。
内地にある一般的な旅行代理店では扱っているところがほとんどないのが現状です。
ネット購入にしても直接購入にしても、いずれも搭乗日より二ヶ月前からの販売になるのでご注意を!
また、繁忙期(年末年始・大型連休・お盆休みなど)期間など一斉発売をする日が決められている期間があるので、ご利用の際はご注意を!
では、ここからは実際のおがさわら丸の運賃をご紹介。
おがさわら丸の運賃は季節によって数ヶ月単位で料金が変動しています。
(飛行機同様”燃油サーチャージ料”こと燃料油価格変動調整金があり、この変動によって料金が変わってしまう。)
例えば、観光客が比較的少なくなる冬場と夏真っ盛りの夏場とでは同じ等級の料金でも3000円以上の差が出るのです。
各等級のおおよその料金は下記のようになっています。
当然ながら(?)、往復割引はありません。笑
2等和室…22500円前後
2等寝台…25500円前後
特2等寝台…34000円前後
1等室…46500円前後
特1等室…51000円前後
特等室…66000円前後
※ おがさわら丸の客室等級に関しての個人的な感想ですが、
雑魚寝に近い状態の「2等和室」からほぼカプセルホテル程度の設備と閉鎖空間で
ある意味 個室として使用できる「2等寝台」が3000円ほど差額しかないので、
船内では他人を気にせずゆっくり過ごしたい・眠りたいと思う方には断然「2等寝台」をお薦めします!
たかが3000円、されど3000円ですね♪
また、ちょっとしたことですが「2等和室」には各部屋にコンセントが数カ所にしかないので
共有で使うことを意識しなければいけませんが
「2等寝台」および「特2等」(もしくはそれ以上の等級室)からは個別に使えるコンセントが設けられているのも大きな特徴です。
電源確保を気にしなくていいのも大きな利点になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
◼︎ おがさわら丸の料金を少しでも安く済ませる方法
小笠原へ行くための唯一の交通手段なので、おがさわら丸の運賃は高いです!苦笑
しかも、ここ数年は年々値上がりしている状況です。泣
20年くらい前から計画があるという「小笠原飛行場」ができて飛行機でも飛べばまた変わってくるのでしょうが、
現時点ではおがさわら丸を使うしか方法がないのでいくら高くてもそれは仕方ありません。泣
そこで、少しでもお安く小笠原へ行くための手段をご紹介♪
- パックツアーにする
上記「乗船券を購入する方法」でも紹介していますが、
「おがまるパック」などを使って全ての旅費をまとめることで結果的に全体の出費を抑える方法。
(ただし、根本的に安く購入する手段ではないし「一航海限定」のパッケージツアーなので自由がきかない問題点がある) - ネット購入割引
こちらも上記同様 最も一般的な購入方法。
普通にネットで予約して購入するだけで定額よりも5%の割引が適応されます。
(ただし、アカウントの登録とクレジットカードがないとネット購入できません) - 小笠原賛助会員になる
大々的に告知されてないことで意外と知られていない方法として
「公益財団法人 小笠原協会」が募っている『小笠原賛助会員』になることで
おがさわら丸の料金を片道につき20%の割引で購入することができます。入会費が3000円(+初回入会金1000円)で会員になることができるので
小笠原へ一往復すれば元が取れるというありがたい特典です!
ただし、仕事での使用は不可や一月以内の往復に限るなど幾つかの利用条件があります。
また、おがさわら丸利用の直前申し込み不可かつ事前電話申し込みをしなければならないなど多少手間がかかるのがデメリットです。詳しくは公益財団法人 小笠原協会のHPをご参照下さい。
- 島民になる?
こちらは最終手段!(笑)
東京都小笠原村の住人になり住民票を小笠原村に移すことによって、
なんとびっくり片道25%の割引が適応されます。
ただし本来、島民に対しての割引なので一般観光客がこの恩恵を受けることは難しいでしょう。
元々の島民に対してはもちろんですが、長期間 小笠原で働くことになった人には大変ありがたい制度ですね!
◼︎ おがさわら丸の乗船までの手順
無事におがさわら丸のチケットが購入でき、いざおがさわら丸乗船の日!
ここで忘れがちなのがネット予約した人の「搭乗券引換証」のプリントアウト!
(事前に各自で紙媒体に印刷したものを出港当日に持参が必要。)
「搭乗券引換証」とは、ネット予約で申し込みを終えると小笠原海運から送られてくるメールに添付されているPDFファイルです。
これをわざわざ各自で紙媒体に印刷して持って行かなければならないという
デジタルなのかアナログなのかいまいち曖昧なことをしなければいけません。
(搭乗券引換証の印刷を忘れても、実際のところはなんとかなるのが現状です…が、小笠原海運の人にはとっても嫌な顔をされます。苦笑)
そこでおさらい!!
<おがさわら丸搭乗日までの流れ>
- 出発までに「搭乗券引換証」をプリントアウトして忘れずにその用紙を持って行く!
- 竹芝客船ターミナルへ行く。
- 窓口にて9時30分から順次引き換えが始まるので(直後は結構並びます)、
プリントアウトしてきた「搭乗券引換証」を窓口にて「乗船券」(買い物レシートみたいな用紙)に変える。 - 受け取った「乗船券」を持って乗船開始まで待機。
- 10時15分から順次搭乗開始になる。
上の等級から乗船が始まるので自分の等級または乗船番号が呼び出されたら乗船しましょう! - 船内に乗り込む時になって「乗船券」に印刷されているバーコードを船員さんがスキャンしてくれるのでそのまま船内へ。
- 乗船券に書かれた各自の割り振られた場所(または部屋)へ行き自分の場所を確認。
- その後、出港まで自由行動。
- 午前11時、銅鑼の音と共におがさわら丸出港。
- いざ小笠原、24時間の船旅スタート!!
なお、引き換え後に受け取った「乗船券」(買い物レシート状のぺらぺらの白い紙)は
おがさわら丸下船時に出口で回収されるので
船内で捨てたり紛失したりどこにしまったのか分からなくならないように気を付けましょう!
◼︎ 船内での過ごし方
午前11時、竹芝桟橋を出港の時間、いよいよ夢の小笠原に向けての出港です!!
ここから24時間の船旅が始まります。
24時間後には憧れの南の島ですが、その前にせっかくのおがさわら丸の時間も目一杯満喫しちゃいましょう♪
おがさわら丸の船旅を満喫するもよし、
小笠原到着後から目一杯楽しむために可能な限り寝て過ごし体力を温存しておくも良し、
人それぞれの過ごし方がありますがここでは簡単におがさわら丸船内での過ごし方をご紹介♪
- 船酔い
波もなく風もなく海が凪いでる時ですら全く揺れないなんてことはありません。
そもそも、船内ではエンジンのであろう微震動とそれなりの轟音が終始止まずに続いている状態です。
(出航して数時間もすれば気にならなくなる程度のもの)気圧や雨風、台風の影響で立ち上がるのもままならないほど大揺れする時もあります。
揺れるか揺れないかはその時の海況次第、運次第なので、
揺れによる船酔いが心配な方は出港後「酔い止め薬」を飲んで
揺れ始めたと感じたらさっさと横になって寝てしまうのが一番の対処法です。
(酔い止め薬はおおむね一時間後から効果が現れるので、
比較的揺れのない東京湾を出る頃までに飲んでおけば安心でしょう♪)そうは言っても、酔い止め薬を飲んで横になってても気持ち悪くなる時は気持ち悪くなります!(笑)
そんな時はいさぎよくあきらめてひたすら横になってましょう!!
- 船内は快適か?
乗船後慣れてない方が気になるのが(停泊しているのに)微妙に揺れている床とエンジン音、そして微震動。
下船するまでずっとつきまとう揺れと騒音と微震動ですがすぐに気にならなくなりますのでご安心を。
夜間、眠る際にわずかな騒音でも気になって眠れなくなるという方は「耳栓」などで騒音対策をしておきましょう。
なお、24時間ずっと揺れている場所で過ごしていると船を下りてからもなぜか「揺れている感覚」になることがあります。
これを「陸酔い(おかよい)」と言います。
陸酔いになった時はしばらく横になっていると自然とおさまりますので、そんな時はのんびり昼寝でもするのが一番です。
- 景色を楽しむ
竹芝桟橋出港後、約2〜3時間は東京湾湾内なので都内のビル群、神奈川県・千葉県の海沿いの街並み、
羽田空港を離発着する飛行機の様子など、おが丸から見られる景色はここでしか見られない貴重なもの。
東京湾内では悪天候でもない限り大きく揺れることがないため、
せっかくだから東京湾内からの眺めを楽しむのがいいでしょう♪
特に羽田空港沖を航行する際、タイミングが良ければ間近に離発着する飛行機を見て爆音を感じることができます!ここで飛行機の写真を撮るものよくある風景の一つですね♪
なお、東京湾内ではおが丸の引き波が緑色をしていたりで悲しい気分になりますが、
竹芝桟橋出港後 2〜3時間ほどで館山沖まで来ると海の色が変わり白波の色が真っ白に変わります。
それだけのことでもちょっとした感動もの!笑そして、翌朝には360度見渡す限り海という景色を見ることができ
正真正銘の“太平洋のド真ん中”気分を存分に味わえるもの船旅の醍醐味です! - 運命の別れ道?
東京湾を出て伊豆諸島から先が外洋となります。
天候が悪い時は、東京湾を出た途端に揺れ始めることがありますが、
天気が悪くなくとも外洋に出ることで波の影響を大きく受けるので明らかに揺れが大きくなります。
時間にすると、午後8時くらいからの時間帯でしょうか?
この時間帯に揺れてるかそれほど気にならない揺れかで小笠原に到着するまでの揺れ具合を予想することができます。
場合によっては、小笠原に近づくほど揺れが激しくなることもあるので一概には言えないんですけどね!笑 - ご飯を食べる
24時間と言えば、その間に3食分の食事を摂る必要がありますね。
船内レストランを使うのも良し、売店で購入したインスタント食品を食べるも良し、
ハンバーガーなどの自動販売機で済ますのも良し、おが丸に乗り込む前にコンビニで買ってきた食料を食べ漁るも良し、
出港してから3食分の食事をどのようにするのかもおが丸旅の魅力の一つです。
もちろん、お酒を持ち込んでみんなでわいわい宴会を繰り広げるのもおが丸旅の醍醐味の一つですよ♪笑 - 夕日・星空・朝日観察
天候にもよりますが夜間船のデッキに出るための出入り口は午後10時30分には閉鎖されてしまいます。
(天候が悪かったり船体動揺が激しい時は出港後すぐに閉鎖されてしまいます)
もし天気が良かったら、そんな時はぜひおが丸のデッキに出て夕陽や星空を見て下さい。運が良ければ水平線に沈むまん丸太陽やまん丸の朝日、360度眼前に拡がる満天の星空を見ることができます!
陽が沈む時間、陽が昇る時間はおがさわら丸の船内にも書かれているのでそれを目安にデッキに出てみるといいでしょう。
朝日を見る人は意外と多く、日の出の30分前にはデッキも開放されているのでデッキは朝日を見る人で賑わっているはずです♪
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- 併走するは?
24時間の船旅もいよいよ終わりに近づき小笠原旅行二日目の朝が明けた頃、
おが丸のデッキでのんびりと外の景色を眺めているとおが丸と併走して飛んでいる鳥を見付けることができます。
時間にすると午前8時くらいから見掛けられだんだんとその数が増えてくるでしょう。ちょっと大きめのその鳥はカモメ…ではなく「カツオドリ」。
小笠原では比較的馴染み深い鳥なので、旅行中 海のツアーへお出掛けの際はお目にかかることが多いはず。
このカツオドリがおが丸と併走して何をしているのかと言いますと、
船に驚いて海中から跳び出た「トビウオ」を高い場所から狙っているんですね。運が良ければカツオドリがトビウオを見事キャッチする場面が見られるかも知れません。
カツオドリが見られるといよいよ小笠原到着まであと数時間!!
カツオドリは小笠原へ訪れる方たちを歓迎しているお出迎えの使者のようです♪ - 限定グッズを購入!
おがさわら丸船内にある売店「ショップ ドルフィン」では食料品やお酒だけではなく、
この売店でしか売っていない「おがさわら丸限定グッズ」が売っています。 商品ラインナップはその時々で増えたり減ったりしているようですが、
ピンバッジや缶バッジなどの小物からボールペンやクリアファイルなどの文房具系、
他にもタオルやTシャツ、帽子、CDに至るまで意外とたくさんのおが丸グッズが売られています。旅の思い出にお一つ…と言わず二つ三つ、いやもういっそのこと全種類お買い上げしてみてはいかがでしょうか?笑
◼︎ おがさわら丸のあれこれ
ここではおがさわら丸に関する”ちょっとしたこと”をご紹介♪
- 現「おがさわら丸」は三代目だとは先述の通りでまだ比較的新しく船内もきれいなのは言うまでもありませんが、
二代目に比べて船体構造的にも「揺れにくくなった」と言われています。
(実際のところは、個人の主観によるので判断が難しいところ)
1時間30分の時間短縮と同様、これも「行きにくい小笠原」のハードルを下げる一因となってくれればいいのですが。笑 - 竹芝桟橋出港時、是非とも離岸するおが丸の足元の海の色、東京湾を航行するおが丸が進む海の色を忘れずに見ておいてください。
そして、小笠原に近づいた時の海の色と比べてみて下さい。
「BONIN BLUE(ボニンブルー)」と呼ばれる小笠原の碧い海の色を見ただけでも十分感動ものです!
なお、一度でも小笠原の綺麗な海を体験してしまうと(汚さが気になって)「内地の汚い海に入れなくなる」という素敵な特典がもれなく付いてきます♪笑 - おが丸乗船後、諸般の事情で場所を変えたいと思ったときは、
おが丸内「案内所」横にある受付カウンターに申し出れば約10分ほどで変更して新しい場所を用意してくれる。
(ただし、混雑時は不可。また等級変更まで可能かは不明です。) - おがさわら丸船内はエアコンにより常に快適な温度に保たれていますが、人によっては冷房が効きすぎてて寒い!と感じるかも知れません。
そんな時は、4デッキにある案内所にて300円と有料にはなりますが毛布の貸し出しをしてくれるので
少しでも寒いと感じたなら活用してみてはいかがでしょうか?
また、腰痛や長時間横になっているために身体や腰への負担を減らすためのマット変わりとして毛布を借りて行く方もいるようです。 - レストランの営業時間、売店の営業時間、レストランのラストオーダーの時間など
意外と館内放送がひっきりなしにかかっている印象があるので、本気で寝て過ごしたい人(笑)にとってはうるさく感じるかも?
そんな方は、耳栓を用意しておくことをお薦めします。 - Wi-Fiがなきゃないで過ごせますが、それでもこれでもやっぱり気になる電波状況!笑
往路…東京湾内は問題なく電波は届いているが東京湾を出るとだんだんと電波を拾わなくなる。
一時、完全に電波を拾わなくなるが最終的には八丈島・三宅島の電波を拾えるこれがラストチャンス!笑
時間にすると18時頃。
翌日、午前9時には聟島最北端を通過。
その後、午前9時30分頃からじょじょに電波を拾うようになり午前10時30分には父島からの電波を拾い完全復活。
復路…往路の逆で、出港後午後4時頃までは父島の電波を拾っている。
翌朝、午前9時くらいから八丈島・三宅島の電波を拾い始め
以後何度か繋がったり繋がらなかったりを繰り返し、午前11時30分には待ちに待った完全復活。 - 腰痛持ちさんには2等和室を利用するよりも「2等寝台」以上のご利用をお勧めします!
2等和室で「角位置」の配置にされれば壁があるので多少は安心ですが、2等寝台以上の等級にすれば個室になるため必ず壁があります。
壁があることで横になってのお休み中に腰を壁にもたれさせることができ、
長時間 床に仰向けになる状態が続いて腰に負担がかかるのを軽減させることができるからです。(筆者実体験・笑)
(最終更新日:2024年11月)