青灯台と青灯ダイブ

小笠原には生活圏のすぐそばに灯台があります。

そのうちの一つが今回紹介する「青灯台」
(もう一つは二見桟橋から向かい側に位置する赤い灯台が「赤灯台」です。
「赤灯台」のご紹介記事はこちら♪

街の中心部、メイン通りからすぐ側にあり、おがさわら丸の船客待合所からも見えるほど近い場所にあります。

 

二見桟橋の駐車場側から見た青灯台

 

よく想像される岬の端にそびえる大きな灯台とは違って高さが10mほどの大きさの灯台です。
全身が白く塗られたこの灯台が、なぜ「青」灯台なのかといいますと、夜間になるとこの灯台が数秒間隔で明りが灯ります。
この時の色が「緑色」…この緑の色が元になって「青」灯台と呼ばれているんです。
あれですね、信号の色が「緑」なのに「あお」と呼ぶ、それと同じ理論です♪

 

新青灯

青灯台への入り口と奥に見えるのが停泊中のおがさわら丸

こちらが「青灯台」本体!(笑)…実際は、この灯台周辺のことを「青灯台」と言ってます♪

おがさわら丸と青灯台

新青灯2

青灯台を背に前浜を眺めた様子

 

 

 

この青灯台は小笠原に住む人にとっては身近な存在で、
青灯台周辺は年間を通して気楽に泳ぐことができる場所であり、
堤防から飛び込みをしたり、釣りをしたり、防潮堤でお昼寝したりご飯を食べたり、
おしゃべりして過ごしたり、昼寝をしたり、楽器の練習場所にはもってこいだし、
お手軽な素潜り練習の場所になったりとすべての人の憩いの場所になっているんです♪

 

新青灯3

夏場にはお手軽な海水浴場になるのも青灯ならでは♪

 

夏期(6月〜10月くらい)になると、
ここ青灯台は遊泳指定区域になり上の写真のように島の有志の手によって
黄色の浮き(ブイ)と筏が二基 設置され、
島の子供達だけでなく島民や観光客にとっての海遊びの場所となります。

また、エントリーしてすぐの場所が水深10m近くあるので素潜りの練習場所としても最適なんです!
(海岸の砂などで汚れずに、すぐにエントリーできるお手軽さが最高♪)

 

小笠原の夏の風物詩的存在となっている黄色いブイと筏♪

泳いではちょっと休んでまた泳ぐ…青灯台、とってもいい場所なんです♪

2017年夏の現在、青灯台周辺は防潮堤の修繕のためところどころコンクリや鉄筋が剥き出しになってます。

 

別の記事でご紹介した「お見送り」に関してですが、
繁忙期やその他の理由で見送り船が出られない場合など
ここ青灯台の防潮堤から「見送りダイブ(飛び込み)」をすることもあるんです!
それを通称「青灯ダイブ」と呼んでいます♪

夏場、ここ青灯台に来れば防潮堤の上から飛び込み練習をしている子供たちを見かけることができるでしょう♪
(潮の満ち引きによって水面までの高さは変化しますが軽く2m以上の高さから飛び込むことになるので、
高い場所が苦手ない人、ビビリな人は最初は怖いかもしれません。
でも、怖いのは最初だけ慣れちゃえばどってことありません♪笑)

単純に飛び込む人(落ちる人)、
格好良く頭から飛び込む人、
綺麗なフォームで飛び込む人、
背面飛び込みをする人、
一回転して飛び込む人、

飛び込み方は人それぞれですが、事故や怪我がないように気を付けながら飛び込みを楽しんでくださいね!!

 

こんな感じで堤防からジャンプ! その様子をおが丸から見ているととても盛り上がります、派手なお見送りですね♪

小笠原のお別れの言葉は「いってらっしゃい!」…また島に帰ってこられること・再会できることを願って。

このように青灯台の防潮コンクリの上からからおがさわら丸を見送ることもあるんですよ!

 

ぼ〜っとしに行き、ただ波を眺めてるだけもよし、
ガツガツ泳ぎに行くもよし、
生活圏のすぐ側にあっていつでも誰でも優しく受け入れてくれる場所、それが青灯台です。

灯台以外は何もない場所ですが、青灯台での楽しみ方は人それぞれ、
そんな青灯台へぜひ一度行ってみて癒されてみてくださいな♪

 

「青灯台」をGoogleマップで見る 

(最終更新日:2023年12月)