別れと出逢いを見護るクジラ 〜クジラのモニュメント〜

明日からもう8月ですよお客さん!
…暑いっ暑いッ!!
綺麗な碧い海にただぷかぷかと浮いていたいッ!!
そんな衝動〜ッ!!!

 

東京・竹芝桟橋を出港して24時間後に到着する小笠原諸島・父島二見桟橋。
ボニンブルーの海と自然豊かな島の風景が迎えてくれる中、父島に到着しおがさわら丸のタラップを降りる。

タラップから先は下船客とそれを迎える宿泊施設の人々と島民たちとでごった返している。
人混みをかきわけ進むと正面には船客待合所の建物があり、その体育館のようながらんとした建物内部では行き交う人で賑わっている。
更に進むと鯨の形をした像が迎えてくれた。
「鯨の形」と言っても鯨が斜めになっている像。
「鯨の像だ!」と言うよりも「…あ、そこまで大きくないんだ。」と言うのが第一印象。
海の色や島の自然など、いくらでも小笠原に関する写真を見てきたが”あの小笠原に来たんだ”と強く実感させてくれたのは意外にもこの人工物である鯨の像だったかも知れない。

 

・・・と、言う訳で。笑

今回ご紹介するのは小笠原滞在中に誰しも一度は遭遇するであろう
この
「クジラのモニュメント」です!

モニュメントがある場所は二見桟橋の船客待合所のすぐお隣になります。

 

 

三段ほどの円形の台座の上にブリーチングを模った約4〜5mほどの鯨の像。
いかにも小笠原を象徴している小笠原らしい像ではあるものの、思ってた以上に”映えない”鯨の像。(苦笑)
そして、周辺にはたいてい人がいない無人の(ような)船客待合所と駐車場しかないのでモニュメント以外ほぼ何もない場所。(苦笑)

 

おが丸と船待ちとクジラの像

時代が変わっても変わらずたたずむクジラの像

 

 

横から失礼♪

「ブリーチング」をしています♪

 

 

夕陽とモニュメント

夕陽を背にしたクジラのモニュメント

 

最初こそ物珍しさに写真に収めるものの、その後の滞在中にちょくちょくモニュメントの側を通るものの結構おろそかにしてしまいがち。
(何枚か写真に収めれば十分という話もある。笑)

出港日、出港時間が近づいてくるとこのモニュメントを背にして記念写真を撮る風景がよく見られます。
乗船客の数によっては、おが丸出港のギリギリまでこの辺り(もしくはタラップ周辺)で話し込んだりもしているのは出港日あるあるネタ。

年末年始便、G.W.やお盆便などの繁忙期にはお世話になってお礼を伝える方たちや別れの挨拶を交わす場となるので大混雑必至です。
また、年度末(3月中旬以降)のおが丸出港日には内地へ行く島民や異動になった方々へ向けたフラダンスや南洋踊り、時にはチアなどここで見ることができるはず。

クジラのモニュメントをゆっくりと堪能したいのなら、入出港日を外しさえすれば嫌ってほど独占できるはずです♪

 

出港時間とモニュメント

アクティビィティの集合場所になったりもするこの場所は出港時間前にはたくさんの人が集まります。

 

情報サイトのはずなのに、クジラのモニュメントに関するこれ以上の情報はありませ〜ん。笑
何か新しい情報・知識が入りましたら追記しておきます♪

なお、父島島内にはもう一ヶ所「クジラの像」が
そして、母島にも「クジラの像」があるのでこちらも取材完了次第追い追い追加しておきます。

 

あっぷっぷ!

クジラのお腹側から♪

 

その瞳

お目々♪ きっと数え切れないほどの出逢いと別れをこの瞳で見てきたのでしょう。

 

島に降り立った旅人を、
島を離れ内地に向かう島民を、
そしてまた島に帰ってくる人たちを、
この場所で静かに見守るクジラの像。

あなたのその小さな小さな瞳には何が映っているのでしょうか。

 

さて。
あなたも、わたしも、あの人も、
次にこの「クジラのモニュメント」の会えるのはいつになるかな〜〜?