ギョサンでGO!

小笠原の名物は数あれど、地味ながらも絶大なる人気を誇るのが今回紹介するこの「ギョサン」です!

ギョサンとは”漁業従事者用サンダル“を略した愛称で、その名の通り元々は漁業に従事する人たちに愛用されていたサンダルでした。
それが次第に島民に浸透…そしてじょじょに観光客にも広まり、知名度も高まり、やがては内地での釣りなどのマリンレジャーでも愛用する人が増えてきて現在に至ります。
近年のギョサン人気の程がうかがえるのは、内地にあるマリンショップでもこのギョサンが売られていること・・・釣り好きな某アイドルも愛用していることからギョサンの知名度も一気に上がったものと思われます。
ギョサンは小笠原だけの販売ではなく、伊豆諸島やその他 様々な離島でも販売されているほどの人気っぷり♪

父島・母島では島内のおみやげもの屋さんなどで気楽に買えます。
価格は800円からだったと記憶しています。
島に住む人はたいがい一足は持っていて、たいがいいつも履いてます。笑

 

島のおみやげもの屋ではカラフルなギョサンがご覧の通りに並んでます♪

カラーバリエーションが豊富でサイズも豊富なのでぜひ一度履いてみて自分の足に合うギョサンを見つけましょう!

お店によってはオリジナリティを出すために貝殻などでデコってあるギョサンも売られていたりするんですよ♪

 

店頭で販売されている色とりどりのギョサンに思わず目を引かれることでしょう!笑
カラーバリエーションだけでなく、マーブル模様を模しているものがあったり、ラメが入ったものがあったりと豊富な種類に目移りするほど。
島では大半の人がこのギョサンを履いて過ごしているので、お泊まりの宿やアクティビティ参加の際に似たギョサンに出会って自分のがどれかわからなくなってしまうこともしばしばありますので、間違えられないためにもギョサンのどこかにワンポイントの目印を付けたり、マジックなどで目印を書き込んでおくのがよいでしょう♪

ギョサンの特徴として、滑りにくく、丈夫で壊れにくいことが上げられます。
内地から持って行ったビーチサンダルやクロ○クスは、アクティビティ参加時の船のデッキ上や海岸の岩場・コンクリなどで油断していると滑ってしまうことが多々ありますが、このギョサンは船の上でも岩場でも滑りません。
底も厚くなっているため、ちょっとした岩場くらいなら足の裏に痛みも感じずにへっちゃらで歩けます。

また、旅の記念品としても需要もありますが何よりも履くのが楽だし、ギョサン一つでどこへでも行けると言っても過言ではありません。
なので島の滞在中はずっと(竹芝桟橋に戻るまで)ギョサンで過ごして島民気分を味わうことをお薦めします♪

なお、サンダルに不慣れな方やギョサンを履き慣れていない方が長時間ギョサンを履き続けていると、靴ずれよろしく”ギョサンずれ“を起こすことがあります。
足の親指と人差し指の股に鼻緒が当たることで擦れたりまめができたり、慣れないサンダルに足の裏が痛くなったりしますが、対策としては慣れるしかありません!
しばらく履き続けていれば足も慣れてきます!
そうなったらあなたも立派なギョサン履きさんにレベルアップした証です!笑

 

 < ギョサンの豆知識 >

・実は内地の奈良県で作られている
・母島には母島でしか買えない「ははギョ」と呼ばれるギョサンが存在する。
・海に浮くギョサン浮かないギョサンがある。
・島っこ(島民含む)はギョサンを履いたまま泳げる
・おが丸船内のショップ ドルフィンで売られているギョサンには
限定ロゴマークがプリントされている。

 

母島限定販売のギョサンこと「ははギョ」…茶色くて一見便所サンダルライクだが履き心地はギョサン界随一とのう・わ・さ♡

ちなみに、こちらはおがさわら丸船内売店で売られているギョサン…島で買うより割高っ!!笑

 

ギョサンを履いて島で数日過ごす内、すっかり小笠原の日射しに焼かれ日焼けをしてしまったあなた。
気付くと足の甲にはくっきりとギョサンの鼻緒の跡がッ!
そう、これが小笠原名物の一つ、通称「ギョサン焼け」!!笑
このギョサン焼けの跡も小笠原の大切なおみやげです、記念に写真に撮って日焼けごと大切に持って帰りましょう♪
なお、足の甲とは言え絶対に焼かない主義の方は足袋状ソックスまたは五本指ソックスを履いてギョサンを履けばOKです。

 

小笠原の綺麗な海とギョサンがよく似合う!そして、なによりギョサンを履いて海に行くのが気持ちいい〜♪

ギョサン焼けのサンプル画像(笑)…長期滞在の人ほどくっきりとギョサンの跡が残ります。