小笠原ホエールウォッチング

小笠原での有名なアクティビティの一つに「ホエールウォッチング」があります。
通年見られると言われている”マッコウクジラ
“と、毎年12月から4月までの期間限定で見られる”ザトウクジラ“。
この二種類のクジラを小笠原では見ることができます。
ここでは、毎年冬から春にかけて見られるザトウクジラのホエールウォッチングについてご紹介♪

ザトウクジラは、この時期になると子育てのために小笠原の海に戻ってきて一定期間を過ごしある程度子クジラが育つとさらに北の海を目指して北上して行きます。
その子育て期間の滞在中にザトウクジラのホエールウォッチングが行われます。

最盛期にはウェザーステーション展望台からでも、クジラのブロウ(潮吹き)の様子があちこちで見ることができますが、ツアー船に乗って海上から間近で見ると迫力満点です!ブロウの音、しぶき、海面を叩く音、ブリーチ(海面からジャンピング)をした時の迫力・・・そのどれもがツアー船からしか体験できないことです。

 

ツアー船の眼前に現れるザトウクジラ…こんなに近くで見られることもあるのです!

海面の下にこんなに大きな身体をした生物がいるんだ…とただただ驚きましたね!

 

小笠原でのホエールウォッチングは、小笠原ホエールウォッチング協会により定められたルールに従い行われています。
特に注意が必要なのは、クジラに一定距離以上近寄らないこと。
ホエールウォッチングと言っても常に間近で見られるわけではなく、クジラたちにストレスを与えないよう配慮して行われています。ただし、一定距離を保っていたのにも関わらず、クジラたちから船の方へ近寄ってくることも有り得るので場合によってはすぐ目の前でクジラを見ることも可能になるのです。

また、ザトウクジラは時に様々なアクションをすることも知られています。
なぜそのようなアクションをするのか? 明確な答えは出ていないそうですが、どうせ見るならド派手なアクションをしてくれるところを見たいですよね♪
ブリーチだったり、テールラップだったり、にょきっと海面に顔を出してきたりなどなど、運が良ければ様々なアクションを見ることができるでしょう。

 

ホエールウォッチングでは何十回も見るであろう潜行の際のクジラのテールですね!

そしてこちらも、クジラの最盛期にはもう飽きるほど見ることができるクジラのブロウ。笑

ブリーチングの瞬間!親クジラが手本を見せて子クジラが練習をする…運が良ければ、そんな姿も見ることができるでしょう。

ぺちぺちとヒレで海面を叩く動作をする時もあるんですが、なぜこのようなアクションをするのかの理由を明確には分からないんだそう。

 

ホエールウォッチングをしていると、大きなレンズをつけたカメラを持ったカメラマンさんに船で遭遇することがあると思います。
カメラマンさんはきっと、ブリーリングなどの派手なアクションを撮るために乗船しているのですが、なかなか簡単には撮れないものなんですよね。苦笑
まず、クジラはいつでも派手なアクションをしているわけではないし、撮影するには船が揺れてるから良い構図を取りにくい、何よりもどのタイミングでブリーチングをするか分からないからひたすら待つしかないんです。
だから、ポスターとかになるような写真を撮るのは至難の業!
何度もホエールウォッチングをしていればその勘を鍛えられるのかも知れませんが、素人ならもう運任せにするしかないでしょうね!笑
…それでも、ビシッと決まった写真を撮りたくなってしまうのが人のサガ。笑

 

運が良ければ、すぐ目の前に現れてその巨体の全貌を見ることができる!・・・かも知れない。

子クジラでも、その体長は5m以上。親クジラになるとゆうに10mは越えるそう。

 

一般的には、ドルフィンスイムが行われるイルカ船にてホエールウォッチングができますが、ザトウクジラの最盛期になれば釣りに行こうとダイビングに行こうとあちこちでクジラと遭遇することができます。
場合によっては、ダイビング中にザトウクジラに遭遇!…夢の「水中クジラ」なんてことも十分に有り得ます!!

12月から4月までの期間に小笠原にお越しの際は、ぜひぜひホエールウォッチングをしに沖へ出て下さい。
決して他では体験できない感動があなたを待っています♪

 

小笠原観光協会の建物B-しっぷ前に「クジラのぼり」が登っていたら、ザトウクジラが小笠原に戻ってきた証しです!