東京都最南端のバス停から。 〜中山峠編〜

あと一週間ほどでアレが解除されますね!
いよいよですね!待ってましたっですね!!

…二度あることは三・・・いや、いや、いや、なんでもないっす。

引き続き、一律給付金のみをしゃがみ待ち。
待てども待てども待ち人は来ずェ。。。

そんな今回は『東京都最南端のバス停』シリーズの後編になります。
大丈夫なんでしょうか、月一更新のペースが乱れておりますが。
大丈夫なんでしょうか?・・・今後のネタのストック的にも。

さて。

後編の今回は「中山峠(なかやまとうげ)」です。

前回の記事で、ウェザーステーションと並ぶ”父島に行ったら絶対に行って欲しい場所”として挙げたのがここ中山峠です。

中山峠へは小港海岸への道中と同じく「小港海岸」バス停まで来てからバス停を背にして左側に向かうことで行くことができます。
このルートは父島の人気トレッキングルートの一つになっていて、中山峠から先は「ブタ海岸」→「高山」→「ジョンビーチ」へと繋がります

中山峠までは30分足らずで行ける距離ですが、ジョンビーチまで行くとなると往復でほぼ半日はかかる大工程!
(いつかその内ジョンビーチも記事になることになるでしょう?)
そんなトレッキングルートへの入り口でもある「中山峠」を今回はご紹介♪

中山峠は標高110mほどの小高い山。
小港海岸のすぐ横に位置していて峠からは小港海岸はもちろん、
お隣のコペペ海岸や東町・西町、三日月山まで一望できます。

また、峠から小港海岸を背にすれば「ブタ海岸」や「高山」、そして「南島」の全景を眺めることができるんです。

この見晴らしの良さこそがここ「中山峠」最大の魅力!
峠から眺めた島の景色、そして見渡す限りの海、水平線、眼前に拡がる大きな空!!
この景色を独り占めできるのがここ中山峠なんです!!

すかっと晴れた日にのんびりぼんやりと中山峠で過ごすなんて、最高の贅沢じゃあないか?
(後述にもありますが、登ってくるまでは結構大変だったりするけれどね♪笑)

以下、バス停から中山峠までの簡単な道案内画像です。

 

中山峠入り口

まずは小笠原名物「種子除去装置」の出迎え♪(「種子除去装置」とは父島固有の植物を守るため靴の裏や衣類に付着した外来種の種子やプラナリヤなどを取り除く装置のことである!ただし、全手動!!)

 

 

中山峠入り口♪2

ここを右に向かえば「小港海岸」、左に向かえば「中山峠」、この写真のすぐ後ろはバス停のロータリーです。

 

 

中山峠入り口3

これまた「種子除去装置」とセットになって父島名物「行く先届けBOX(仮)」…行く先の書かれた筒に”観光客”用の石を入れていざ出発!

 

 

中山峠への道中1

こんなに大きな植物が生い茂った道を進んで行くことほんの数分・・・

 

 

中山峠への道中2

するとちょっと開けた場所に出て、テーブルと椅子がありまして奥には川にかかる小さな橋が見えます。

 

 

中山峠への道4

川にかかる橋は「やつせばし」、流れる川は「八瀬川(やつせがわ)」です。ここ1〜2年の内に新しい橋になったようですね!嬉

 

 

 

中山峠への道中5

以前の橋を知っている者としては、立派な橋に生まれ変わったものだとしみじみ。。。笑

 

 

中山峠への道6

「やつせばし」上から小港海岸方面を撮ったもの。この場所も人気撮影スポットの一つですね♪

 

 

中山峠への道6

中山峠から始まりジョンビーチまでの道のりが記された案内図…なかなかに大変な工程が待っているルートなんです!

 

 

中山峠への道7

橋を越えるといよいよ中山峠へ! 基本的にはコンクリや丸太などを使って歩きやすく整備された遊歩道が続きます。

 

 

中山峠への道8

道中序盤はこんな感じで石が敷かれている道になっていて歩きやす〜い♪

 

 

中山峠への道9

久し振りに登った中山峠は「こんなに長い時間登ったっけ??」と思うくらいゼーハー息を切らしてしまいました。(運動不足な)

 

 

中山峠への道10

ゼーハーしながらも肌で感じる頂上が近づいてきている感覚!・・・空だ、空があんなに近くにっ!! いよいよだっ!!ドキドキ

 

 

中山峠への道11

そして、この案内板が見えたらもうすぐっ!! チラ見えしている景色がすでに絶景ッ!!!でも息はゼーハー・・・笑

 

 

中山峠への道12

やがて辿り着いたる中山峠っ!! うはーーっ、この景色、この絶景を見るために登ってきたんだ〜〜っ!!嬉

 

中山峠への道13

少し進むと中山峠の案内板と頂上の指標がありました、標高110mでもこんなに素晴らしい!

 

 

中山峠への道13

中山峠から見た小港海岸、写真の奥には西町も見えてますね! この「父島を見渡している感」ったら♡

 

 

中山峠まではたかが30分、されど30分、海抜0m付近から一気に110mほど登って行くので体力・筋力的にもなかなか侮れませんよ。笑
慣れた人なら”ギョサン”でもすいすい登って行けるほどルートはそれなりに整備されているので安心して下さい。

気を付けて欲しいのは、夏場 暑い時期に中山峠に登ると頂上付近には日陰になるような場所がほとんどないのでそのための日除け対策(帽子やサングラスなど)をしっかりして行くことと、同様の理由でそれなりの量の水分を用意するのも忘れないようにして下さい。
(夏場、ジョンビーチに行くには最低でも2〜3リットルの水分を持って行くことを推奨しているほどなので、例え中山峠といえども油断はできません・・・近所に自動販売機なんてありませんからね!)

 

中山峠頂上

中山峠頂上付近の様子・・・手前と奥に見えるベンチと傘くらいしか休憩ポイントがないのが中山峠の憎いところ。苦笑

 

 

中山峠の頂上

なんなら日陰になるのはここだけです!・・・それでも強烈な陽射しから逃げるには十分すぎるほどありがたい♪

 

 

中山峠頂上から

山側から見た中山峠・・・この青と碧と緑のコントラストがたまらなく好き♡

 

 

中山峠頂上にて2

ブタ海岸へのルートの先から振り返っての中山峠。

 

 

中山峠頂上付近

峠の高い場所から「高山」方面を臨む

 

中山峠の頂上から4

奥に見えるのが南島、手前の海岸線が「ブタ海岸」…ジョンビーチに行くには眼下の海岸を越える必要があるんです。汗

 

 

中山峠頂上から6

中山峠から少し下って近づいてみた「ブタ海岸」の様子…あまりここで泳いだりシュノーケルする人は少ない印象の海岸ね!

 

 

季節によってはここ中山峠から夕陽を見ることができます。
方角的にはウェザーステーションと同じ向きなのでほぼ同じ角度で夕陽が見られますが、中山峠から先にある小高い山(岡?)が夕陽を遮ってしまい案外良く見えなかった記憶があります。
(いつの時期が最適なのかは調査不足…苦笑)
そして、日没後からはあっという間に真っ暗になってしまう場所なので(下山道も危ないですから)ここから夕陽を見る人はほとんど居ないのが現状です。
同様の理由で、中山峠から星空観察をする人もほとんど居ないと思われます。
(私が知らないだけかもしれませんが…)

 

これぞ中山峠

これぞ中山峠的写真♪ 笑

 

中山峠パノラマ

中山峠ならではの雄大さね!

 

 

比較的お手軽に行けるウェザーステーションとは違って、ちょっとした一苦労をしてようやく辿り着ける場所「中山峠」。
だからこその最高の景色だと思います。
個人的にも強くお勧めしたい父島のベストスポットの一つです!
父島に行かれる際はぜひこの中山峠まで足を運んでみて実際にこの絶景をご自身の目に焼き付けて下さいね!

あぁ中山峠行きたひ…。泣

 

 

 

■ ■ ■  おまけ  ■ ■ ■

歴史的資料としてご紹介♪

前述にある八瀬川にかかる「やつせばし」のリニューアル前の画像がありましたので、せっかくですから残しておきます。
写真は2017年頃のものなので、橋のリニューアルは2018年以降ですね。

個人的には古い方の「ヤギ除けの柵」があるやつせばしの方がとても記憶に残っています。笑
(新しい橋はやぎ除けの柵がなくても大丈夫なんでしょうかね?ちょっとした疑問…)

 

 

昔の写真

2017年頃のやつせばし手前の広場の様子…橋と案内板が変わっただけで他はほとんど変わらず。

 

 

昔の写真2

そして、当時のやつせばし! このレトロな感じが今でもイメージに残っているんです♪笑

 

 

昔の写真3

そしてそして、懐かしき「ヤギ除けの柵」ここを通行するにはその度にこの柵を開け閉めしていたんですよね、ホント懐かしい〜♪

 

 

昔の写真4

時代と共に色々と変わって行くものなんですね・・・何だかしみじみしちゃいます。笑