チケット争奪戦 祭りのあと

“平成最後の3月”いかがおすごしですか?
前回のエントリーにて紹介がありましたように、先週の3月6日にはゴールデンウィーク期間のおがさわら丸のチケット一斉発売が行われました。
チケット争奪戦に参加したこのサイトをご覧のみなさまはお望みのチケットを入手することができたでしょうか?

小笠原観光の繁忙期に当たる時期(年末年始、GW、お盆)に向けて行われるおがさわら丸のチケット一斉発売は毎回チケット争奪戦が繰り広げられているのですが、今年2019年のGWは「奇跡の10連休」が発動したと言うことで例年以上の争奪戦になったようでした。

今回は、このチケット争奪戦の様子を簡単にまとめてみたので今後も起こるであろう来るべきチケット争奪戦の際の参考になれば幸いです。

それでは、ここからはチケット一斉発売当日の状況を振り返ってみたいと思います。
チケット一斉発売と言っても、購入方法は通常手段と変わりません。

その購入方法は3つ・・・ネット予約、電話予約、窓口直接購入です。

 

小笠原海運 窓口販売

直接購入はネットや電話とは違って「運」に頼ることなく確実に入手することができる手段です。
チケット一斉発売の時間に合わせて小笠原海運の担当者が対面でチケットを販売してくれます。

確実に入手できる手段とは書きましたが、ただし窓口に並ぶ”順番”でチケットが入手できるか否かの運命の別れ道になります…当然、早く並べば並んだだけ確実にお望みのチケットを入手できるでしょう。

例年、この窓口販売でも徹夜組が出ることは比較的有名な話だそうで早ければ2日前?から並び始まる猛者もいるそうですが、今年はなんとびっくり発売日の4日前もしくは5日前から並び始めた徹夜組がいたのだそう。

この窓口販売の待ち列は販売当日6日 早朝の時点で90名を越えたそうで、ここまで来ると直接販売と言えどもチケットを購入できなかった方(キャンセル待ちにエントリーすることになる)が大半だったのではないかと思われます。
余談ですが、小笠原のツアー会社さんなどは確実にチケットを入手するためにチケット一斉発売の際には毎回この窓口に並んで予約分を確保しているのだそうです。

ツアー会社と言えども優先枠はなく一般発売と同様の購入方法なのだと知ると頭が下がりますね。

 

<窓口販売に関して2019年5月追記>

2019年夏季シーズンの乗船券一斉発売日から小笠原海運 本社窓口における予約販売が中止になりました。
“一斉発売日”以外でしたら窓口での予約販売は可能ですが、一斉発売日限定で窓口販売は行われなくなるとのことで一斉発売日における乗船券購入方法は「電話予約」か「インターネット予約」のどちらかしかなくなったと言うことです。
これは2019年GWに合わせた乗船券一斉発売日において、数日前からの徹夜組が出たり予約販売列に並んでいたのにも関わらず乗船券の予約すらできなかったなどの混乱を避けるための対策だと思われます。
(詳しくは小笠原海運の「大切なお知らせ」をご覧下さい。)

ネット予約

現在の最も一般的なチケット予約方法がこのネット予約です。

ただし、毎度のことながら予約サイトにアクセスが集中するために「サイトがダウンして全く使い物にならなくなる」のは有名な話で(笑)、例によって今回も発売開始9時より以前から予約サイトは繋がりにくい状態が続き、その後9時以降はアクセスすることすらままならず予約サイトとしてはまともに機能していませんでした。
(ただでさえ繋がりにくい上に、やっと予約画面に辿り着いたかと思ったらログイン経過時間が長いからと強制的に振り出しに戻されてしまうことが何度もあったりして散々だったらしい。)

結局、一斉発売日当日の夕方には「メンテナンスのため翌朝6時から再開します」となりサイトはクローズ。

その後、翌朝の再開延期を経てようやくサイトを再開したと思ったら全て完売という表示が見られただけと言う有り様…。

果たして一斉発売当日にこの予約サイトからチケットの予約ができた方が何名いたのでしょうか?

電話予約

一斉発売日の最も頼れる強い味方「電話予約」です!
だがしかし、電話予約は「運」のみの勝負。
1時間2時間繋がらないなんて当たり前、運のいい方は開始数分で繋がった!なんて話もありますし、何時間経っても繋がらない!なんて方もたくさんいるようでした。
推測ですが、一斉発売開始30分待たずして完売となり、以後全ての電話対応は「キャンセル待ち」になったと思われます。
つまり、開始30分以内が運命の別れ道!!
ちなみに、電話予約は全てが運なのでひたすら電話をかけ続けるしかありません。
「リダイアル機能」は使わない方が良い?
固定電話なら親機を使った方が良い?
公衆電話の方が繋がりやすい?
そんなの知ったことじゃあありません(笑)かけてかけてかけまくるんですっ!!

そう、全ては「運」なのだからッ!!

 

なお、真相は定かではありませんが「電話予約+窓口販売用チケット枠数」があり、それとは別にネット予約は「ネット予約用のチケット枠数」があると思われます。
(ネット予約販売では「キャンセル待ち」ができない仕組みになっている。)
なので、現在キャンセル待ち状態になっているのは「電話予約+窓口販売」分でのチケット販売枠なのでしょう。

いくら窓口販売の並び人数が多かろうとも、いくら電話予約でキャンセル待ち宣言されようとも、ネット予約はサイトがメンテナンスに入る前まではまだ完売にはなっていませんでした。
つまり、案外『ネット予約を侮ってはいけない』のかも知れません…諦めずにしつこくアクセスし続ければもしかしたらもしかしたら・・・信じるか信じないかはあなたしだい。笑

そして、ネット情報を見聞きしたところによると父島行き便およびGW最終竹芝行き便を合わせて現時点でキャンセル待ち人数が700名ほどいるとか…ほぼ、おが丸1隻分ですね。苦笑
この現状から電話予約等ののち入金が確認されなかった分やキャンセルが出た予約分がキャンセル待ち順に再販売され連絡があるものと思われます。
果たしてチケット何枚分のキャンセル待ちが出るのやら?

そんな3月10日現在のチケット販売状況は以下の通りです。

4月27日(土)11:00 東京・竹芝桟橋出港

5月1日(水)11:00 東京・竹芝桟橋出港

5月2日(木)15:30 父島・二見港出港

5月5日(日)15:30 父島・二見港出港

上記日程のおがさわら丸は全席完売となっています・・・いつものことですけどね。

 

わかりやすく全部完売・・・ × × × × × ×

今回のチケット一斉発売で全く何にも繋がらずにあっさり敗北してしまった方、
島での宿が取れているのに・ツアー会社の予約は取れているのにおが丸のチケットが取れていない方、
今はただただ「キャンセル待ち」の繰り上げチケット入手に全ての望みを託している方、
はなっから争奪戦に参加しなかった方、
全ての方が素敵なゴールデンウィークを過ごせますように。

 

 

小笠原は遠きにありて思うもの、そして悲しくうたふもの・・・否! 小笠原は行かねば知れぬ美しい場所なり!!