母島も行こうよ!

「母島ってどこにあるの?ってか、父島と同じじゃないの??」
いやいや、父島と母島は違うんです!
父島よりもさらに遠い、母島についてのあれやらこれをご紹介♪
きっとあなたも母島へ行きたくなる!!

◼︎ 母島ってどんなとこ?

父島同様、小笠原諸島に属する「母島(ははじま)」。
住所は東京都小笠原村母島となり、一般人が行くことができる最も南の島になります。

父島から南へ約50kmに位置し、父島よりも更に小さい島で父島の人口が約2200人なのに対し、母島の人口は約400人、島内には集落が一つしかない。また、父島よりもより多くの自然が手付かずで残っているもの特徴。
農業、農産物加工産業が盛んな島で、母島産のパッションフルーツや島レモン、島トマトは有名な特産品となっていたり、現在では日本で唯一のカカオの栽培も行われています。

個人的感想ですが、父島で感じた「小笠原ならではの”ゆっくりと流れる時間”」をさらにゆっくりさせた感覚になるのが母島で、観光客・島民関係なく知らない人にでも「こんにちは。」と挨拶をしてくれるので「古き良き日本の風景」の中に身を委ねているようなとても優しい気持ちになれる島でした。
心身共にのんびりした時間を過ごしたいと思っている方には、最高の場所だと思います♪

◼︎ 母島への交通手段

母島へ行くためには、父島と母島を結ぶ定期船「ははじま丸」を使うのが唯一の手段です。
(時期によっては、父島のアクティビティで海のツアーの一環として母島往復を行っているところもあるが、滞在時間は2時間ほどとなる)
父島→母島間約50kmを約2時間かけて移動します。
「ははじま丸」も毎日運行はしておらず、基本的には父島へのおがさわら丸の入港日・出港日には父島→母島間を移動はできるが、母島に停泊日があったり、運休の日があったりするのでご利用の際は運行表の確認をして下さい。
また、決して大きな船とは言えない割には大海原を2時間も航行するので波や風、台風による影響を受けやすく場合によっては天候不良・海況不良のため欠航する可能性があることは覚えておきましょう。

◼︎ 「ははじま丸」について

父島→母島間を結ぶ唯一の定期船がこの「ははじま丸」。
2016年7月に新造船になり現在の「ははじま丸」は三代目。
(父島→母島間の移動時間は、二代目が2時間15分ほどだったのに対して三代目は2時間に短縮された)
定員は推定200名程度だが、どんな繁忙期でも乗船客が大勢になることはあれど、満席で乗船できなくなることはありません

「ははじま丸」は「おがさわら丸」に比べたらだいぶ小振りな船体で愛着が湧きます♪

 


(父島・二見湾に入港するははじま丸の様子を4倍速で♪)

 

船内設備は、ジュースの自動販売機がある程度で、それ以外は母島を紹介するデモビデオを流すためのモニターがあります。
トイレや椅子席(新幹線で使われているような椅子が並ぶ部屋)、横になることができる土足厳禁の床がある部屋、ハンディキャップのある方が使うことができる部屋などがあります。乗船券等級は、2等とそれより上の特等があるものの、2等乗船券で十分でしょう。

 

◼︎ ははじま丸の乗船券

ははじま丸の乗船券は、パッケージツアー以外は事前購入することができず全て当日の出港直前購入になります。
父島では、二見桟橋にある「ははじま丸船客待合所」にて午前7時から販売開始。
母島では、沖港にある船客待合所にて出港の30分前からの販売開始となります。

こちらが2017年現在のははじま丸乗船券、味があってとっても好きです♪

 

父島→母島間の乗船料金は、おおよそ4500円前後。
この価格は月によって燃料油価格変動調整金が変わるので、おおよそ片道約5000円だと思っておけば間違いないでしょう。
また、島民以外は基本的には乗船券の割引販売はありません。

なお、基本的に乗船券は下船時に回収されてしまいます
どうしても手元に残したいという方は、下船時に船員さんに相談すれば回収されずに済むこともありますよ♪

 

◼︎ ははじま丸の運行スケジュール

ははじま丸がそれぞれの港を出港する時間にはいくつかのパターンがあるので簡単に覚えておくのもいいでしょう。
基本的には、おがさわら丸の運行がははじま丸の運行を左右しています。
例えば、おがさわら丸からははじま丸に乗り換えるため、もしくはははじま丸からおがさわら丸に乗り換えるための運行スケジュールなどです。

おがさわら丸の父島入港日:ははじま丸の父島出港は午後12時(おがさわら丸が午前11時に入港してから乗り換えがあるため)
おがさわら丸の父島出港日:ははじま丸の母島出港は午後12時(おがさわら丸の父島出港午後3時30分の乗り継ぎに間に合わせるため)

また、おがさわら丸の入出港が関係ない日の父島出港は午前7時30分、母島出港は午後14時が基本となっています
ただし、繁忙期には一日二便が運行したり、おがさわら丸の出港中にはははじま丸の運行がない日などありますので、スケジュールを立てる方は事前にははじま丸の運行表を確認しておくことをお薦めします。

◼︎ 母島の大自然と固有種

先述の通り母島は父島以上に手付かずの自然が残っています。
中でも動植物に関しては、父島以上に固有種が多く存在しているのでその分野の研究者が研究のために母島に宿泊している…なんて話もよく聞くほどです。そんな専門的な知識はなくとも、母島でしか見られない鳥「メグロ」がいるよ!と聞くと、一度は見てみたいと思いますよね♪

◼︎ 母島での宿泊と食事

母島は一つの集落しかなく、その集落も1時間も散歩していれば万遍なく回れるほどの大きさです。
その集落に、飲食店・宿泊施設・商店が含まれているので、それらの数がどれだけ少ないかは想像できるでしょう。

母島では、宿泊施設数が限られているので母島宿泊を決めたら真っ先にお宿の予約を進めましょう!
(なお、当然ですがここ母島でも島内でのキャンプ等、いわゆる”野宿”は禁止されています。)
長期滞在している仕事で来島されている方や研究で来島されている方たちが宿泊していることで、意外に空いてる宿がなくって焦ります!笑
また、きちんとインターネットで公式HPなどを開設している宿が少なく、ネット予約などはできず、電話予約やFAXでの予約が主流です。
(何度 電話をかけても繋がらない…なんてこともしょっちゅうあります。買い物などで不在らしい)
父島と比べて宿泊料金は比較的高めに設定されているので、母島観光協会 公式HPにある宿泊施設紹介ページなどを参照にして気になった宿泊施設から片っ端に電話をかけてみるのがいいでしょう。場合によっては、直前でキャンセルが出る場合もよくあるので「キャンセル待ち」を頼んでおくのもいいかもしれません。

飲食店や商店も数が少なく、営業時間が短かったり不定期の休業日があったりして行こうと思って頼りにしていたらやってなかった!なんて話もよく聞くこと(笑)、場合によっては「どこもやってなくって一食食べ損ねた!」なんてことにもなりかねません。
特に朝夕の時間帯はお店が閉まっていることが多いでしょう、そんなことがないようお泊まりの宿泊施設を二食付きにするか、父島(もしくは内地から)食料を持ち込むなどの対策をしておきましょう。
ちょっと大袈裟に書きましたが、絶対ないこととも言い切れません…母島はそれほど食事には慎重になるべき島なのです。

◼︎ 母島のアクティビティ

母島も父島同様、様々なアクティビティを楽しむことができる島ですが父島ほどツアーショップが多くありません。
確実にアクティビティを楽しみたいのなら事前予約をしておくことをお薦めします。

母島でのアクティビティは、ドルフィンスイム、母島周辺の海を巡るツアー、スキューバダイビング、シーカヤックなどの海のツアー。
母島固有植物の宝庫である「石門」を巡るツアーや母島の戦跡を巡るツアーなどの山のツアーなどがあります。

◼︎ 母島の主要スポット

母島の観光有名スポットは幾つかありますのでこちらでご紹介♪
いずれもツアーを必要とせず、ガイドも必要とせず行ける場所なのでお時間の許す限り行ってみて下さい。
ただし、徒歩移動ではとても時間がかかってしまうので島内にあるレンタルバイクを使うことをお薦めします。
(母島のレンタルバイクは、レンタルしてくれるところ自体少なく、またその数も少ないので島に到着後 早めのレンタルをお薦めします。また、父島に比べてレンタル料金がお高めなのはやむなしですね!苦笑)

  • 小剣崎・・・母島の集落からすぐにアクセスできる小高い山。
    頂上に登り切るまで30分かからないほどのお手軽さ…ただ、2ルートある内の一方は岩山登山のようなので、ご利用の際は足元注意でお願いします。小剣崎を登り切ると、沖港と集落が一望できる絶景に出逢えます♪
    (余談ですが、乳房山の途中にある分岐ルートには「大剣崎」なる場所もあります。)
  • 乳房山・・・父島・母島とで最も高い標高の乳房山(ちぶさやま)。
    ガイドなしでも行ける山ではあるが、不安な方はガイドさんの同行してくれるツアーの利用をお薦めします。
    頂上からの眺めは何ものにも例えがたい素晴らしい絶景でした!往復しておおよそ半日、ゆっくり回れば一日かけることができます。
    左回りルート・右回りルートがあって、時計回り(左回り)ルートが比較的辛くなく登れるとの話です。
    「乳房山登頂記念ハガキ」が頂けるので行かれる方は忘れずに!(詳しくは沖港船客待合所にある母島観光協会へ)
  • 旧ヘリポート・・・集落から原付バイクで約10分ほどの場所にある今は使われていないヘリポート。
    ここは、夜間になると町の灯りが届かず、また上空の視界が開けているので星空観察には最適の場所です!
  • 小富士・・・母島の最南端に位置する富士山に似た形をした小高い山。
    ここに辿り着くまでには、集落からバイクで移動→さらに約1時間ほど徒歩での移動(トレッキング)が必要になるが、小富士の頂上に辿り着きそこから目の前に拡がる水平線を見た時の感動は何ものにも変えがたいものがあります。
  • 北港・・・母島の北に位置する小さな港。
    かつてはこの周辺にも人が住んでいて学校の跡なども見ることができる。また、北港まで行く手前にはコンクリートで堤防が作られている「東港」を見ることもでき、人工的な東港と北港との対比を楽しむのもおもしろい。
    小さな屋根付きレストハウスはあるものの、特にこれと言って何があるわけでもない古い港の跡だけど、なぜかノスタルジックを感じる哀愁のある港である。
◼︎ 小笠原一航海では難しい?

小笠原旅行は、たいていの方が小笠原滞在3日間の「一航海」で訪れるもの。
その限られた時間の中で、父島からさらに母島へ行くのは余りに時間が足りないですね。
せっかく小笠原まで来たのだから母島にも行きたいという方は、母島日帰りが可能です。

以下、簡単にそんな日帰りプランをご紹介♪

  1. 父島から朝7時30分出港のははじま丸に乗船。
  2. 2時間後、母島に午前9時30分到着。
  3. 母島滞在時間約4時間。
  4. 母島を午後14時に出港するははじま丸に乗船。
  5. 父島に午後16時に到着。

母島日帰りプランは、母島での滞在時間が約4時間!
「母島に行くだけ」「母島の雰囲気を味わうだけ」ならば十分でしょうけれど、この時間で母島を堪能するのはなかなか難しいですね!
そうは言っても、中にはこの4時間で乳房山を登ってきた!なんて観光客もいたそうですが、相当の健脚か普段 トレッキングに慣れている方だったのでしょう。一般観光客にはとても真似できることではありません!(笑)…それこそ、ちょっと道に迷ったり怪我したりなど何かあったら「ははじま丸に乗船できず」なんてことにもなりかねないですからね。
なお、時期によってはははじま丸が二往復することもあるので、そのタイミングならもう少し滞在時間が増えることもあります。

いずれにしても、可能ならばお薦めしたいのは一航海以上で小笠原旅行を組んでもらって、その内の一泊二日ないしは二泊三日を母島観光に当てることです。
二泊もあれば母島ののんびりとした雰囲気を十分に味わえます…是非一度は訪れて欲しいと思う場所、それが母島です。

◼︎ 母島の様子

以下、簡単にですが母島の雰囲気が分かる写真をどうぞ!
(追々追加しておきます♪)

父島二見桟橋に停泊するははじま丸。 このははじま丸で2時間かけて母島へ移動します♪

ははじま丸の船内から。たかが2時間でも意外と揺れるので船酔いにご注意を!

やがて見えてくる母島の沖港、とても小さな港です。

集落の外れにある「小剣先」からの展望、ここから集落が一望できます。

そして、これが北港。母島を語る上では欠かせない有名な場所の一つです♪

ここが都道最南端!小富士へはここから約1時間ほどの徒歩になります。

こちらは小富士から南崎を見下ろしたもの、絶景です!

母島のとある場所から撮ったもの、ははじま丸が航行しています♪

こちらは母島の船客待合所横にあるザトウクジラのモニュメント、父島同様 母島もザトウクジラウォッチングが可能です。

船客待合所内にあるチケット売り場…母島では父島以上にゆったりとした時間が流れています、チケット売り場ものんびりな雰囲気♪

「外来種のマイマイ(かたつむり)を駆除しましょう!」というポスターですね♪ ナイスセンス!!笑

島にある唯一のガソリンスタンド…給油機は最近新設されデジタル表示化されていたが、レシートは未だ手書きという素朴さ♪

母島の集落最大の交差点(笑)、実は母島には信号が一つもないんですよ!

停泊中のははじま丸(手前)と沖港を撮ったもの。父島に比べたらとても小さな港なんです。

母島の数少ない飲食店のうちの一つ「大漁寿司」さん、この(色褪せている)暖簾が出てれば営業中です!

大漁寿司さんの店内メニュー!さぁなに食べましょうかね?

店内の雰囲気・・・まぁ、店主さんご夫妻はどちらかというと不愛想です、覚悟して入店してください♪笑

お寿司屋さんだけど意外なことにこのカツ丼の方が有名なんです!(笑)もちろん、小笠原名物の「島寿司」もあるんですけどね!

カツ丼に並ぶ人気メニューがこちら冷やし中華♪ (たぶん)夏季限定メニューなので、夏場に訪問された方はぜひこちらのメニューのオーダーを!!