全国津々浦々ゆるキャラブームが続いている昨今ですが、そんなブームに乗っかってここ小笠原にもゆるキャラがいるのはご存知でしたか?
小笠原を代表するゆるキャラの名前は「おがじろう」!
小笠原に訪れるザトウクジラをモチーフにしたゆるキャラなんですって!!
このおがじろう、小笠原の返還にちなんだ誕生日設定や年齢設定(2018年6月で50歳!)、小笠原の風習を取り入れた服装(アロハやギョサンにサングラス)やキャラ設定(アメリカ統治だった島の経緯で英語混じりの話をするなど)もあってなかなかのこだわりように密かに感心♪
ちなみに、よく見るとおがじろうが被っている麦わら帽子の横にさりげなく「メグロ」の姿が!
これは母島の固有種であるメグロの「メグロー」と言う名のキャラクターらしく、無口でシャイなので身動き一つ取りません。笑
(後述にある母島のゆるキャラ「メグロン」とは別キャラなので、見た目が酷似しているものの実在するゆるキャラとは一切関係ありません。)
父島と母島のいいとこ取りをした小笠原を代表する偉大なるゆるキャラ、それがおがじろうなのです。
ただ、小笠原のゆるキャラの割にはほとんど島にはおらず、日々内地で小笠原の広報営業活動に勤しんでいるらしく、主に出没するのは内地で行われる島イベントや小笠原関連の音楽イベントにも現れることが多いよう。
運が良ければ竹芝桟橋からおが丸出港の様子を見守るおがじろうお見送りの姿を見られるかも知れません。
ただでさえ世間にさほど知られていない小笠原、そのゆるキャラとなればますます知名度も低いのは当然ですが、意外なことにおがじろうの公式サイトや公式Twitterのアカウントも持っているという、年齢の割にはSNSの申し子的活用をしているのは驚きです!
そして、YouTubeにはおがじろうの歌なるものまで存在するのですよ♪(いい歌なのよこれ♡)
(みんなも一緒に声を張り上げ歌ってね♡)
それだけではなく、なんとびっくり!おがじろうがまさかのLINEスタンプにもなっているので小笠原フリークとなった方はもれなくこのスタンプを購入、そしてLINEで使いまくってみんなに小笠原の存在を拡散させて下さいね!!
また、かつてはおがじろう公式キャラクターグッズとして携帯ストラップなどの販売があったものの、ストラップいらずのスマホの普及と共に再販されずに消滅…。2015年頃にはおがじろうのiPhoneケースの販売もあったものの現在では販売期間終了のため購入できず…。
そんな中、現時点で唯一のおがじろうキャラクターグッズがおがさわら丸船内売店でのみ販売されている「おがじろう缶バッジ」。
い、今どき缶バッジかよ…汗、と思うことなく、おがさわら丸ご乗船の際は忘れずにこの唯一のおがじろうグッズを購入して下さいませ!
ここからは、そんなおがじろうのお友達(仮)をご紹介!
まずは、母島のゆるキャラ「メグロン」♪
これは、母島の固有種である「メグロ」をモチーフに作られた母島オリジナルのゆるキャラです。
ただ、前述のおがじろうの頭にくっついている「メグロー」と見た目が被っているので、いつかこの2キャラで決闘をしてどちらが本物のメグロのゆるキャラなのか白黒ハッキリさせて欲しいと思っています、個人的に。笑
続いては、謎多き小笠原のゆるキャラ「あかぽっぽくん」。
父島の夏の風物詩「盆踊り大会」の時にしか姿を現さないことで有名なゆるキャラ。
父島に生息する絶滅危惧種「アカガシラカラスバト」をモチーフにしているであろう他は一切謎に包まれたキャラクター。
最後は究極ゆるキャラ「あかぽっぽマン」!!
もはやゆるキャラの域を突出しているその風貌!!
こちらも「あかぽっぽくん」同様、父島の「盆踊り大会」くらいでしかお目にかかれないレア度の高いゆるキャラ。
あかぽっぽくんと同じモチーフのキャラなのに誰もこの存在を否定しないのもこの「あかぽっぽマン」の謎の一つ。
一説には、島のとある研究施設であかぽっぽ人間に改造された説と、絶滅を回避するために遺伝子操作したあかぽっぽに噛まれたことでスーパーヒーロー「あかぽっぽマン」になった突然変異説があり、島民を二分する論争を巻き起こしているのは紛れもない事実である。(ウソ)
衝撃的だったのは、2017年の盆踊り大会にてこの「あかぽっぽマン」の”中の人”が女性になっていたこと!
「あかぽっぽマン」なのに、その名前すらも否定するキャラクターとは、恐るべし。汗