小笠原への行き方

「小笠原にはどうやったら行けるの?」
そんな小笠原初心者の素朴な疑問にお答えします♪
ここでは小笠原までの行き方をご案内します。

 

◼︎ 小笠原への交通手段

小笠原へ行くには竹芝桟橋から出ている貨客船「おがさわら丸」を使います。

一般の観光客はこの「おがさわら丸」で行くことしかできません。

つまり、小笠原へ行くための唯一の交通手段がこの「おがさわら丸」なのです。

(他にも豪華客船での小笠原クルーズなどでも行けますが、
滞在時間に制約があるため観光として使うことは一般的ではありません。
また、以前は貨物船「共勝丸」を使い片道約46時間かけて行く手段もありましたが現在は廃止になったようです。)

 

小笠原へ行くための唯一の交通手段「おがさわら丸」

 

東京・竹芝桟橋⇄父島・二見湾の距離は約1000km。

竹芝桟橋を午前11時出港し、小笠原・父島までの移動時間はきっかり24時間!

(海況によっては数時間ほど到着が遅延することがあります。
また、台風シーズンには台風による欠航もあるので夏場の旅行の際は天気図のチェックを忘れずに!
また、年に数回ある久里浜寄港便や八丈島寄港便では竹芝桟橋からの出港時間および移動時間の変更がありますのでご注意ください。)

小笠原諸島・父島に向かうには、太平洋のど真ん中を南下して行く航路のため残念ながら全く揺れないなんてことはありません。
船旅に不慣れな方にとってまず一番気になるのが「船酔い」でしょう。

船酔いの軽減方法として、
酔い止めのツボを押すとか
遠くの景色を見ていればいいとか
空腹よりも少し食べていた方がいいなど色々と言われていますが、
経験上酔う前に酔い止め薬を飲んで横になっている(上体を起こさないでいる)のが一番の対処法だと思います。

揺れている時は、身体を起こしているだけでクラクラしてきてだんだんと気持ち悪くなってくるので、
頭を上げない姿勢でいること=横になっていること、が最善の対処法だと思われますよ。
(個人的な感想であり、実際に軽減するかどうか個人差があります。)

また、もしも気持ち悪くなってしまい「戻してしまう」ことになっても、
おがさわら丸の各所には嘔吐用のビニール袋が設置されているのでそのビニールに、
もしくは何とか頑張ってトイレや洗面所にある大きめのシンク台に戻すようにしましょう。

船酔いで戻してしまうのは仕方のないことですから
なるべくなら他に方にご迷惑を掛けないようにしてさっぱりして下さい。
経験上、一度戻してしまえば”だいぶ楽に”なります…体調的にも精神的にも。笑

 

この船に24時間!太平洋をひたすら南下!…未体験があなたを待ってます♡

 

泣いても笑っても、24時間経たないと小笠原には着きません!…せめてそんなに揺れないでね♪と祈りましょう

 

◼︎ 竹芝桟橋までの最寄駅

 

  • JR山手線「浜松町駅」…北口から(重たい荷物を抱えてゆっくり移動で)約15分
  • 新都市交通 ゆりかもめ「竹芝駅」…徒歩3分
  • 関東圏外からお越しになる場合には、近郊のホテルに前泊する、
    当日朝に飛行機もしくは新幹線で移動、夜行バス(浜松町駅着、東京駅着など)を利用する方法があります。

    ただし、”出港時間厳守”なので遅れないようスケジュールを立てましょう!
  • ※ 2023年1月現在、JR浜松町駅北口出口のちょっと先から
    竹芝桟橋めで直行できる”新ルート”が通行可能になっています。

      こちらの記事にて解説&道案内動画がありますので気になった方はご覧下さい♪

 

「竹芝桟橋」をGoogleマップで見る

 

おがさわら丸デッキより竹芝桟橋を臨む…もう一度この景色を見る頃、あなたはもう小笠原の虜になってますよ♪

 

□ おがさわら丸の竹芝桟橋出港時間は午前11時!

休日の出港日なら問題ありませんが出港日が平日になると周辺公共交通機関が出勤時間と被るため、満員電車の中に大きな荷物を抱えた状態で乗ることになります。

満員電車に揉まれてヘトヘトになりながら竹芝桟橋に到着するのは「小笠原旅行あるある」ですが(笑)、
これを回避するには荷物を事前にお泊まりの宿まで郵送するなどして極力手荷物を減らすか通勤時間を避け朝早い時間に移動することをお薦めします♪

 

□ 重い荷物なら事前に送ってしまえばいい!!

身軽な旅をご希望ならばあらかじめスーツケースなどの大きな荷物・重い荷物を小笠原の宿泊先に送ってしまう手段をお勧めします♪
その際の注意点として、ご自身の出発(竹芝出港日)の一週間前までに発送を済ませるようにして下さい。

発送業者はクロネコヤマト便もしくはゆうパックを使っての発送が可能ですが、
どちらの発送方法を使っても全ての小笠原行きの荷物は一度
おがさわら丸に載せるための専用輸送コンテナにまとめられるので一端は竹芝に集まります。
おがさわら丸に載せるまでの時間差が必要なことから期日の余裕をもって一週間程度前に発送するのが安全です。

荷物の発送があまりにもぎりぎりになると、自身が乗るおがさわら丸には間に合わず
荷物だけ遅れて次便で島に送られるということにもなりかねません。

 

■ おがさわら丸の運航スケジュール

おがさわら丸の運航スケジュール(竹芝桟橋出港→父島二見港停泊もしくは出港→竹芝桟橋入港の予定表)は
小笠原海運株式会社のHP上で発表されていて、サイト上でいつでも見ることができます。

発表されるタイミングは不定期ですが、先一年間のスケジュールだったり
先半年間のスケジュールであったりその時に応じてまちまちのようです。
(必然的に長期間滞在・長期休暇が必要になってしまう小笠原旅行ですから
前もって先のスケジュールがわかっていた方が旅の計画も立てやすいですよね!)

スケジュール詳細に関しては以下のリンク先をご確認下さい。
同時刻表には、ごくたまにある「八丈島寄港便」(竹芝桟橋の出港時間が午前10時と早まる便)
なども書かれているのでそちらも併せてご確認下さい。


小笠原海運/おがさわら丸時刻表ページ
(上記リンク先にはおがさわら丸運賃表も掲載されています一緒にご確認下さい。)

 

□ おがさわら丸時刻表の見方

ご希望の”月”のタブを開くと、降順で日付が並びその日付に応じて何日に竹芝桟橋を出港し
いつ(何日後に)竹芝桟橋に戻ってくるかを確認できるようになっています。

※ 時刻表中に「父島泊」とあるのは、おがさわら丸が父島・二見桟橋に停泊している期間を示しています。

※ 繁忙期(5月の連休や7月〜8月の期間、年末年始)に見られる
同じ日に「父島着」の時刻と「父島発」の時刻が書かれているのは、
「着発便」と言われている繁忙期特有の折り返し便の運航スケジュールです。
(父島に停泊している日を持たず、着いたその日の午後に東京・竹芝桟橋へ向けて出港することを言います。)

 

 

(最終更新日:2023年1月)